清潔なトイレ

準備をしっかり行なう

相続を争族にしないためには、事前準備が大切です。準備のためには、相続を時系列に理解しておくと、いざというとき慌てなくて済みますし、争いを回避できる可能性も高くなります。時系列は事前と事後と二つに分けて考えると良いでしょう。 では事前に何から始めたらよいのでしょうか。最初にやるべきことは財産の把握です。その為には、所有財産のすべてを洗い出すことから手を付けると良いと思います。これによって、相続に関係した財産がどのくらいあるのか、どういう種類の財産があるのかが明確になります。但し、相続の対象となる財産には、正の財産と負の財産がありますので、注意が必要です。 ノートやメモ帳を用意して、まず正の相続財産から洗い出しをしてみます。財産には流動性のあるものとそうでないものがありますので、分けて整理するとより分かりやすくなります。流動性のある財産とは、お金と、預貯金のようにすぐにお金にできるものです。流動性がないものとは、自家用車や不動産、株などの金融商品や、保険、書画骨董品や宝飾品など、手続きや売買を経てお金にできるものです。次に負の財産をの洗い出しですが、ローンや借金などがこれにあたります。

銀行に口座を設ければ通帳やキャッシュカードが、不動産を購入すれば権利証が手元に来ます。保険に加入すれば保険証書を渡されます。ローンを借りれば契約書や返済表が手元に来ます。このように財産によっては何らかの書類やカードが存在することがありますので、それらが保管されている場所を把握しておくことは大切です。 更に、亡くなられた方が定期的に支払っていたものがあるか否かも含め、様々な支払い義務があるものについても把握しておく必要がありますので、契約書などの文書の種類と内容、保管場所を把握しておくと良いでしょう。 尚、金融機関によっては亡くなられた方の口座を凍結するところもあります。葬儀費用を払おうとして、亡くなられた方の口座からお金を引き出そうとしたらできなかった、という事態に陥ることもあります。 いざというときに慌てず、トラブルも回避できるようにするには事前準備をしっかりとしておくことは大切です。また、相続争いを防ぐためにも、遺言書を作成しておくとか、家族会議などで遺産の分け方の話し合いをしておくといったことも、事前準備として重要です。